勤め先で世話をしている花梅が実を付けました。
今年の春は、なんだか気候がおかしいなあと思っていましたが植物も同じように感じていたらしく、勤め先で(なぜか長年タダスだけが)世話をしている花梅(八重梅)の盆栽が、花が終わった後に一つだけ実をつけ始めました。
何故か原種のバラのような一輪の花も同時に咲いたりしたので(え、何、この子もうすぐ死ぬの・・・?)とかなり心がざわざわしましたが。
大きくなる前に落ちるかな? と思っていましたが、木が余計なエネルギーを使って枯れてしまわないように液体肥料を少し多めにやっていたせいか、みるみる大きく膨らんでいきました。
そして6月初め。
ついに黄色く熟した実は自然と床に落ちて(上司が拾ってくれた)梅の木はいつもの枝と葉っぱだけの姿に戻りました。
ただ、実をつけていた枝からは、今回は初めから一枚も葉っぱを出してくれませんでした。
「実」用の枝と「葉」用の枝を使い分けているように。
ちょっとシュールです・・・。
そんな不思議現象を起こした梅の実ですが、食べることはしません。
先日自宅では梅酒を漬けたばかりで、去年は梅干しも作るほどの「梅大好き人間!」なタダスですが、これは花梅の実。
すこしネットで調べてみると、食用の品種よりも味が落ちると書いてありました。
それなら、いっそ花を楽しむ梅の木がもう一本増えたら楽しいんじゃないか?
と思いました。
そういう事で、この子には芽を出してもらう事にしました!
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芽出しの方法はいくつかある様です。
熟した実をはがして種だけにして、これを湿らせたペーパータオルや脱脂綿に乗せて冷蔵庫で保管しておく方法と、種の殻を割って中の核のような部分のみを常温で保管しておく方法、種を土に埋める方法などなど、色々とある様です。
その中の「種を冷蔵庫でいったん保管する」方法を使ってみようとおもいます!
梅の発芽時期は1~2月。冬を越さないと発芽しないが、まき時は6~7月だそうです。
土に埋める際はとがった方を上にするといいとか。
熟すまで、常温の部屋に数日間置いておきました。
すると、きれいに黄色く熟した実になりました。
果実の部分から、スモモのようなバラ科共通の甘酸っぱい香りがしてきます。
でも梅なのでこのまま食べると毒なんですよね。かわいい顔してるのになあ。
ということで、さっさと果実の部分を剥いで種だけにします。
やわらかいので、簡単に取り出せました。
これを水で湿らせた脱脂綿の上に乗せて・・・
空気穴をあけた(必要なのかは不明)ラップで容器を包み、
冷蔵庫に置きました。
これで、3、4ヶ月したら「冬越し」したと思って芽が出てきてくれるそうです。
ワクワク。
うまくいくかな?
変化があったら、また報告します!
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