随分とご無沙汰な更新になってしまいました。
久しぶりすぎて「こうしん」を変換したら最初「後進」と出てきました。いやなんでちょっと残念な意味の方の漢字を出してくるかな、と内心ちょっとがっくりしています。前進したい。
前回の記事の頃はまだ初夏で、昼間も涼しく畑の畔(あぜ)にひびがいくほど空気が乾いていたのですが、6月からの梅雨・・・という風情ある言葉がしっくりこないほどの連日の豪雨に見舞われ、作物の一部が腐ってしまうという被害に遭いました。
作物だけでなく、木になってやろうかとまで言ってそうだったゴツイ草も根から腐って枯れていたりします。
新規就農初年度で異常気象に遭ってしまったようです。
トウモロコシもカボチャも育てましたが、なんか元気がないです。カボチャはいくつかできましたが、今はもうツルが枯れてきました。トウモロコシはカメムシにやられまくったり形が変で、とても人様にお見せできるような出来栄えではないです。自家消費用です。無事なところをより分けて少量を食べています。
トマトも何本も植えたけど数本は自ら枯れていきました。
わずかにできた真っ赤なトマトが美味しすぎる。これまた形が変だけど。
人参も一番水はけがよく乾いた場所を選んで植えていたのに、根から腐っているのが多く、無事なものも形が蛇行してたり分かれてねじれたり。調理の際にとても洗いにくいし切りにくい。味は濃いです。
もともと棚田だった場所を畑にしているので、水抜きが必要な土地でした。冬の頃から水路を掘ったり超高畝にしたりと努力していても、草さえ腐るほどの長雨には流石に作物は厳しかったようです。
来年はどうなるやら。この土地でよく育つものを見つけて、長雨の前に収穫できるように努めたいです。
じゃがいもは有難いことに無事でした。アンデスレッド、デジマ、とうや、十勝こがねという4種がしっかり採れました。最初の土づくりの時だけ腐葉土やもみ殻をすきこんだだけで育てたのに、強い苗は自ら養分をどこかしらから吸い上げてくれたようです。自然農すごい。
でも食べると渋い小さな芋も多くとれたので、これは秋植えの種芋としてとっておくことにしました。
そろそろ次の植え付けの準備がしたい人も出て来るんじゃないかと思い、メルカリやヤフーフリマで販売してみたら「自然農法」の種芋が珍しいのか、欲しいという方が次々現れてしまい、自分の種芋が確保できなくなりそうなほど他の土地へ旅立っていきました。
まだアンデスレッドやデジマが残っていますが、もう数回出品したら終わり(自分の分を残して)になりそうです。
世界情勢や食糧危機といううわさがあるせいもあるのでしょうか?
そういえば自然農法の勉強のために数年間先生になっている、あるユーチューバーの自然農法の方が「備蓄にはじゃがいも!」と言っていたような。そういうのも影響あるのかな? と思ってみたりしています。
去年の秋から植えていた古代小麦も、長雨で全滅しました。一番広く面積を使っていっぱい種まきしたのに「私達ぶち柄になりました」とでも言うように黒いカビが点々とついてしまいました。
つらいけど、草刈り機で刈りはらって、乾いたころに焼却炉で燃やして処分しようと思います。
梅雨が入る前に収穫期に入るように、次は早めの種まきにしようと思います!
そして、かつてベランダでバケツ稲ならぬ「バケツもち麦」栽培をしていた経験もあるので、もち麦などの大麦系の栽培もいいかな、と思っています。
話変わって、ようやくパソコンとペンタブとモニターを設置できる場所を確保できました!
まだブルーシートを敷いている部屋があるくらい、家の工事は畑仕事に追われて全然できていませんが(今は昼間暑くて出来ない)、パソコンでのドローイングができるようになりました。
これはネットで販売中のコットンの洗濯ネット用のパッケージイラスト。パソコン環境が整って描くことができました。
天然素材を使った生活雑貨をこれからも増やせていけたらいいなと思います。
有難いことにそういった商品を探していたというお客様が一定割合いるようで、よく注文がきます。
といっても、まだまだ安定した生活には程遠いので踏ん張らねば。
涼しくなって作業時間が増えたら、お店にも置いてもらえるようになればいいな、と思っています。
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