
漫画や小説の投稿サイトで何年も投稿を続けていると、沢山の色んな作者と出会いました。何年もアマチュアとして「作家」をやっていると、やがて筆を折ってしまう人が出てくることも少なくありません。
まったく別のジャンルで自身の生きる道を見出した人も居るようですが、プロを目指そうとして中々報われず心が疲れてしまった人が多い印象です。
中には私が挿絵を描いたり、コミカライズなど合作に近い関係で深くかかわった作者も居ます。
今どこで何をしているのか、SNSのアカウントも放置で行方知れずになってしまっている人も。
田舎暮らしが思いのほか忙しすぎて自身も漫画の続きが描けていないので人の事を言える感じではないのですが、それでも一読者として連載の続きが止まってしまっていたり、新作が思いついても書く元気がなくなってしまった人をみると少し寂しい気持ちになります。
・・・いや、かなり寂し気持ちになります。
ですので「あきらめずに次の更新、待ってるんだぜ」と心の中でエールを送り続けている(念のようなもの。言ってみたらちょっと怖いですね(笑))作者も何人か居たりします。
更新こないかなー。
逆に、そう思われていたら私はかけていないけど決してあきらめてはいなくて、描ける隙をいつも伺っているから嬉しいだろうなと思います。そんな声は今のところ聞こえてきませんが。念で来るかな?
時々、
「あの人は今どうしているだろう」
とふと思い出してかつてその作家が使っていたSNSのタイムラインや投稿サイトの作品ページを探すことも時々あります。
先日、筆を折ってしまったと思っていた人がそうでもなかったかもしれない兆しを見つけました。
アマチュアは継続が難しい。けどそれでこそ出せる「輝き」があります。自分はそれをまだ見ていたい。
いつか世に出てほしいけど、そうなるまでに作り続けたたくさんの結晶の数々は、決して一つだってガラクタではないよ。
どうか書けない日が続いても「タイミングをいつでも狙っている、諦めていない目」で生きていてほしいな。
こんにちは。初めまして。そらと申します。
初めてのコメント、失礼いたします。
高校生の頃、『やさぐれ窃盗団 香炉』を見つけてから、ずっと読んでいます。
見つけたとき、確か第一部が終わるかどうか辺りの頃で、その日のうちに全部読んだことを思い出しました。
『やさぐれ窃盗団 香炉』を初めて読んだ時は、裏社会に生きるキャラクターの目で描かれていて、いつもの日常の風景が少し違っていて、子供の頃、ちょっぴり怖くてもわくわくしながら門限を過ぎた街を歩いたときのような気持ちになりました。
通りすぎる不動産屋が裏ではもしかしたら…隣に座っている人がエスプレッソのお代わりを頼んだのって…
自分の日常に、自分にとっての非日常が溶け込んだかのような世界観に引き込まれて何度か読み返しました。
自分のお気に入りはシーン18話からのcafe&ber Commitでのキャラクター達のやり取りです。
お店の雰囲気もそうですが、マスターと客のやり取りや裏社会で生きるもの同士の会話内容がこの作品にしか無い雰囲気があって、わくわくしました。
初めての来店とその後の来店でリモウさんがマスターVとのやり取りで裏社会に馴染んできた感じも好きです。
今でも時々、思い返しては『やさぐれ窃盗団 香炉』を読み返しています。何回読んでも面白くってわくわくします。
HPがあることを知って、時折読ませていただいては、応援の気持ちと、今もどこかで暮らしていらっしゃるご様子に勝手ながらどこかほっとしております。
『創作エネルギーの輝き』の話で、自分の萎びてきた創作活動の気力が励まされました。
この頃自分の作品に自信が無かったのですが、
『そうなるまでに作り続けたたくさんの結晶の数々は、決して一つだってガラクタではない』
の言葉、とても素敵ですね。元気が出ました。ありがとうございます。
そして何より、翠彗ただすさんから決してあきらめていないという言葉を聞いて、多くの読者の一人である自分は嬉しかったです。
更新楽しみに待っています。こちらはもう三月なのにまだ寒いです。翠彗ただすさんもどうか、お身体ご自愛ください。
不慣れなため、かなり長くなってしまいましたが、自分も「タイミングをいつでも狙っている、諦めていない目」で生きていきます。
追伸
『決してあきらめてはいなくて、描ける隙をいつも伺っている』…まるで獲物を狙う猫ような表現にこれまでの作品達が滲んでいるようでにやりとしてしまいました。